八方尾根スキー場兎平で気合のスキー!

4月8日、後輩と八方へ。
今回はコブをとにかく滑り込む。
とはいっても初めの1時間くらいは整地を楽しみます。いや〜、すいてますね。
そこからはひたすらコブ。

10時半ごろから降雨。今年で7シーズンほどたった古いウェアなので、はっ水のはの字もなく、ダイレクトに濡れていきます。
暑いと思っていた気温も、低気圧の接近により冷えてきました。
12時過ぎにはずぶ濡れに。

さあ魔の時間が始まります。
止まると寒いので、滑り続けないとです。
雨は降り続き、だんだん滑ってもあったまらなくなってきます。リフトの上がまた寒いです。
14時ごろ、精神的にも肉体的にもだいぶ辛くなってきました。正直もうあがってもよいのだけど、
でも後輩より先に「引き上げよう」とは言わないぞと、妙な意地を貫き 笑い。後輩の提案で16時あがりに。
最後の一本を滑るころには指が冷たくて動かなくなり、右腿がつって、体はブーツの中までびしょ濡れ、コブ斜面など降りれない状態になってた、16時20分のクローズまでだったらギブアップしてたな。

で最後ゴンドラで下に降りるか、スキーで滑って降りるか迷う。
一度は板を脱いだが、思い直して板を履く。
山スキーヤーはどんな状況でも自力下山できないととか、いう意地で 笑。
左足メインで滑ってなんとか到着。

今までのゲレンデスキー人生でもっとも過酷な一日だった。
精神的にもいい修行になったな。

「苦しい、疲れた、もうやめた では人の命は救えない」

というのは海上保安庁特殊救難隊のモットー。苦しい時は自分はいつもこの言葉を唱えている。
自分の仕事(その他の行動でも)は直接生命を救う仕事ではないが、人の人生と深くかかわることが多い。だから己を鍛えておかなければ、踏ん張れないのだと思っている。自分という人間の器がどれほどかが、とても重要だと思うからだ。

「退くな、老いるぞ。臆するな、死ぬぞ。」

というのはどっかのマンガのセリフ。引くかいなか、苦しい一線に立たされたとき、これも大事にしている言葉。

で、まだ普通の状態で滑れていたころの動画。

昨年に比べて左のストックは良くなったかなと思う。あとはもっと早く滑りたいな。