震災ボランティア9〜10月まとめ その3

9月24日
一度南三陸を離れて、岩手に向かい海岸線を北上します。

各地の被害を実際に見るため、そして各地のボランティアセンターの運営方法を学ぶためです。被災地によってボラセンの運営方法はさまざまです。作業の割り振りが上手なボラセンもあれば、注意事項や移動などの情報がいきわたらないボラセンもあります。書類の様式もまちまちです。もっと統一した方が良いなと感じます。自分の周りが被災した時に役立つかと思い、学びます。


車から見えるリアス式海岸の織りなす美しさ、素敵です。



途中、気仙沼市を通過します。こちらも酷いですが、周りに施設、住宅が残っているせいか、復興が早いように思いました。

続いて陸前高田市。こちらは南三陸同様、広大な廃墟が広がっています。


この日のボランティア先は大船渡市です。
土曜日なせいか、シルバーの方から高校生まできております。溝にたまった瓦礫を撤去します。依頼者がいて、目に見えて結果が見える作業はやはり精神的に少し楽です。

溝をすっかりきれいにして気持ちよく作業終了です。

街中を見回ってみます。




壊れた大船渡駅
郵便局。
港、魚がぷよぷよ泳いでた。


作業で仲良くなった方と一緒に陸前高田市の奇跡の松を見に行きました。
もう枯れてしまったのは残念です。がよく残ってくれたと思います。


夜は少し山に入ったところの公民館です。昔は学校で、廃校となったところを公民館として利用しており、今はボラさんの無料宿泊所になっています。簡易お風呂が気持ち良かったです。しかしこのあたりの川はほんとに清く穏やかに流れています。忘れられない風景です。

9月25日
今日は釜石市で作業です。
仮設住宅への引っ越しの手伝いや、支援物資配給の準備で物資を仮設住宅へ運んだりしました。やはりこういう場面では人の筋力・数が重要です。

港を見てみます。

作業終了後は「釜石の奇跡」と言われた鵜住居小学校、釜石東中学校の避難の経路をたどってみました。教育関係の仕事をしているので、学校の避難には関心があったので、実際の現場に行き、検分してみました。普段の訓練ととっさの柔軟性、先生と生徒のコンビネーション、中学生小学生の関係の良さが発揮されて、学校に残っていた子は全員無事という奇跡を起こしたのです。

記事はこちら↓
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110413/edc11041314070001-n1.htm

大槌町も行ってきました。


ガレキの中をまわる神輿。鎮魂、復興、悲しみ、、、いろいろなを感じました。

夜はふる〜い銭湯で入浴。


交通情報の電光掲示板も応援のメッセージをのっけています。町ぐるみ、県ぐるみで立ちあがろうっていう意識を感じました。

今夜は車泊。